わたしが日本を出た理由 カナダ編②
レンガ造りの家が立ち並ぶカナダ・トロント郊外の住宅街。緑あふれるこの地域にあるシェアハウスの「半地下」の部屋で、久米塁さん(22)は暮らす。
部屋は小窓からわずかに光が差し込むものの、昼間でも薄暗い。部屋の中には勉強机とマットレス、日本から持ち込んだスーツケースが二つあるだけだ。
「家賃がすごく高くなっている。少しでも抑えるため、ダウンタウン(繁華街)から離れたところにしました」。家賃は月7万円ほどで、駅からの近さを考えると割安だという。
昨年末から、社会に出て働くためのスキルを身につける「カレッジ」(専門学校)に通い、マーケティングを専攻している。ビジネス基礎や数学、エクセルの使い方などの授業が1日2~3コマほどあり、言葉はもちろん英語。カナダ人も外国人も一緒で、同じ専攻に日本人はいない。
カレッジで学ぶのは、永住権の取得に向けた計画の「第1段階」だ。2年ほどで卒業し、その後は3年間の滞在可能期間に現地の企業で働いて経験を積むことで、永住権の取得をめざす5年がかりの計画だ。
得意の発音、クラスメートは失笑
海外での生活を考え始めたの…
からの記事と詳細 ( 22歳が半地下の部屋で思い描く5年計画 カナダ移住は「甘くない」:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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