大相撲の玉ノ井部屋が7日、福島県相馬市の松川浦スポーツセンターにある合宿所で稽古を行った。夏合宿は今月2日から始まり、19日まで行われる。
幕下・東俊隆(24)は三段目・東輝龍(25)と序二段・石東(24)を相手に17番連続で取り、その後、十両・東白龍(27)と4番取った。最後はぶつかり稽古で十両・東龍(36)から約8分間の“かわいがり”。転がされて土俵の上で仰向けになる場面もあったが、最後は髷がほどけたざんばら髪を振り乱しながら気力を振り絞って押し切った。稽古後には「今日は良い稽古しました。キツいです」と笑顔だった。
春場所で三段目優勝を果たし、幕下15枚目まで一気に番付を上げた夏場所は3勝4敗で負け越し。続く名古屋場所も3勝4敗で惜しくも負け越した。動きの速さと多彩な技を持ち味とする1メートル73、96キロの小兵。先代玉ノ井親方の志賀駿男さん(78)からはこの日「前に持っていく力をつけないと。飛んで跳ねてだと幕下ではもう覚えられている」と前に出る相撲を重点的に指導された。番付下位の2人と取った申し合いではもろ差しになったり前ミツを引いたりと速い攻めが見られた。
2場所連続負け越しとなった名古屋場所では「上位はみんな強いのでもっと気合入れていかないといけない」と力の差を痛感。日体大相撲部で同期の高橋(24=二所ノ関部屋)が一足先に関取昇進したことも刺激になっているはずだ。「秋場所は勝つので」と力強く宣言。猛稽古で力をつけ、幕下上位、そして十両の壁を破っていくことを誓った。
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