日本相撲協会は24日、九重部屋に所属する未成年の幕下以下力士が、現在行われている秋巡業中、外出先で飲酒していた事実があったと発表した。

師匠の九重親方(47=元大関千代大海)から報告があり、当該力士が未成年であることから、協会は九重親方と当該力士を謹慎処分とすることを決めた。謹慎期間は未定。

関係者の話で、当該力士が飲酒によって救急車で搬送されていたことも判明した。すでに九重親方と当該力士は、ともに秋巡業を離脱。そろって協会に謝罪に訪れ、当該力士の容体に別条はないという。

17年秋巡業での当時横綱の日馬富士による暴行、同年冬巡業での当時立行司の40代式守伊之助による若い行司へのセクハラなど、酒席での不祥事が続いた。これを受けて協会は、18年夏巡業から裏方を含む全ての未成年の協会員が、巡業に同行しないことを決めた。ただし、親方が巡業に同行する部屋の未成年力士に限り、特別に同行が認められていた。九重親方は巡業部副部長として、今回の秋巡業に参加していたため、当該の未成年力士も同行していた。