新型コロナの感染拡大で一部住宅資材の納品が遅れている。山口県下松市のサン・リフォームは4月以降の納品に不安を抱えている。特に心配しているのはトイレとキッチンだ。
１月に１１０台あったトイレの在庫は現在30台ほどまで減少。このままのペースだと来月の半ばには在庫がなくなる見込み。キッチンは50台の在庫を抱えていたが、来月いっぱいで底をつく可能性がある。また、食洗器の在庫は既に尽きているが、納品し次第設置するということで施主に納得してもらい、一旦完工としている。この時にもらう工事代金は、食洗器の分を含む場合と含まない場合の２通りを施主が選べるようにしている。
「設備が入ってこないことにはどうしようもありません。代替品を使うなどして、メーカーも少しずつ生産をはじめるでしょうから大丈夫だとは思っていますが、不安は拭えない」と中村壽秀社長は話す。
また、イベントの自粛による打撃も受けている。３月に予定していた同社主催のバレーボール大会が中止になったほか、５月に開催予定だった大型のリフォームイベントも中止を決定した。このリフォームイベントは、毎年２店舗で１億５０００万円を売り上げる同社の重要な収入源の１つ。
「山口県は感染者もほとんどおらず、通勤やお客様との打ち合わせ、施工といった業務に関しては、今のところ問題は起きていません。イベントは中止になってしまいましたが、お客様がいなくなるわけではないので、しっかりフォローを続ければ取り戻せるはず」（中村社長）
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March 27, 2020 at 04:30PM
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《新型コロナ》トイレ、キッチンの在庫に不安 - リフォームオンライン - リフォーム産業新聞
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