デリバリーやテークアウト専門の飲食業者向けのレンタルキッチン「コワーキングキッチンズ松戸」が、松戸市稔台にオープンした。厨房(ちゅうぼう)を借りて客席を持たない業態は、初期費用が抑えられるなど開業のリスクが低い。ウィズコロナ時代の飲食店開業を後押ししそうだ。
松戸はじめ各地でシェアオフィスを運営する「あきない総合研究所」(本社・大阪市、細野耕平社長)が、松戸市の補助金を活用して設置した。調理に必要な設備がそろった個室キッチン四室とテークアウト用の販売スペースがある。キッチンは三室が月決め(月額十二万円から)、一室は時間貸し(二十四時間稼働)で、一時間九百〜千五百円(税抜き)。
月決めは、デリバリー専門店などの入居を想定。時間貸しはケータリング、キッチンカー、出張シェフの「仕込みの場」から、メニューの試作や料理撮影、レシピ動画配信など幅広い利用が考えられるという。一時間から借りられる。
細野社長は「コロナ禍で店を閉めたものの再チャレンジしたい人、将来はミシュランの星を目指すプロの料理人、自慢の一品を売り出したい主婦など、さまざまな人にここで挑戦してほしい」と話す。
問い合わせは同社コワーキングキッチンズ事務局=電050(3623)4477=へ。 (牧田幸夫)
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