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All Nippon NewsNetwork(ANN)
コロナ過で飲食業界が大打撃を受けるなか、ある親子がキッチンカーを始めました。その背景には、心温まる物語がありました。 先週、若葉マークを付けた一台のキッチンカーがオープンしました。 切り盛りするのは、20歳の香山一斗さんと母の七重さん。実はこの親子、飲食店の経営経験ゼロ。一体なぜ、このコロナ禍にキッチンカーを始めたのでしょうか。 親子が頼ったのは、キッチンカーの開業を支援する会社。新車をリースで借ります。 キッチンカーを開業・香山一斗さん:「ちゃんと運転できるかなと…」 なんと、一斗さんは免許を取ってわずか半年。ちょっと心配です。 親子がキッチンカーを始めるのには、深い訳がありました。 キッチンカーを開業、母・七重さん:「コミュニケーション力を付けてもらえたらなと」 発達障害がある一斗さん。中学時代は不登校を繰り返していたといいます。 キッチンカーを開業・香山一斗さん:「(母に)迷惑を掛けてしまったので、一緒に仕事をしつつ、親孝行とかできたらなと」 キッチンカーで出すメニューは「トリニータ」。鶏肉をトマトやスパイスでじっくり煮込んだ、オリジナルメニューです。 オープンまで8日。知り合いの店を借りて、トリニータの試食会が開かれました。 すると、サプライズが…。中学時代を支えてくれた恩師です。 中学時代の担任・濱崎翼先生:「ウマっ。これ売れるよ」 キッチンカーを開業・香山一斗さん:「迷惑を掛けちゃった先生なので、ものすごくうれしいものがあります」 迎えたオープン当日。 キッチンカーを開業、母・七重さん:「すごく緊張しています。寝てないです」 キッチンカーを開業・香山一斗さん:「ちゃんと売れるのかどうか」 不安をよそに、お客さんが続々と。 とはいえ、この日は4度目の緊急事態宣言が出た初日。客足が伸び悩み、売り上げ目標の半分にも届きませんでした。 厳しい船出となりましたが、希望はあるといいます。 開業を支援するMellow・清川祐多さん:「競合とか多いですけれども、こんな若くして起業される人、多くはないので、そういうお店ごとのストーリーが、ちゃんとお客さんに伝われば」 “孝行息子のキッチンカー”。これからも親孝行は続きます。
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