悩める工務店はオーダーキッチンに活路を
1471号(2021/09/06発行)13面
海外食洗機需要拡大、供給追いつかず
オーダーメイドのキッチンにより差別化を図れ。建設業の経営コンサルタントである萩原教人氏は中小工務店に対して、より自由なリフォーム提案をするように呼びかけている。オーダーキッチンの提案から、単価1000万円のリフォームの受注につなげるケースが増えてきている。
【リポート/編集部 芦原拓】
コミュニケーション&リーディング
代表取締役 萩原教人 氏
建設業のコンサルティングを手がける「コミュニケーション&リーディング」(東京都杉並区)代表。オーダーキッチンの講座「キッチンアカデミー」 を主宰するほか、 ウェブやチラシなどの販促サポートも行う。
延べ200人が資格取得
ステンレスを使ったオリジナルのキッチン。キッチン部分の床は磁器タイルを使用。収納スペースや椅子などと合わせて単価は300万円ほど ©Mariko Yamamoto
萩原氏が主宰する「キッチンアカデミー」が人気を集めている。講座ではオーダーキッチンの知識や技術などを学べ、「キッチンマイスター」の資格取得が可能だ。6年前の開設以来、延べ100社が参加し、200人以上が資格を取得してきた。プロモーションのために月1で開催する無料のセミナーに参加する会社数も、2年前は平均10社ほどだったのが、現在は20社に倍増した。
「ユーザーからオーダーキッチンについての問い合わせが来たは良いが、『どうしたら良いかわからない』という相談が多い」と萩原氏は話す。
オーダーキッチンが注目を浴びるのは、海外製食洗機の需要拡大が背景にある。その特徴はサイズの大きさだ。国産メーカーの標準的な幅45㎝に対し、海外製のものは60cmが主流だ。「海外製のものは4人家族の3食分くらい入ります。音も静かで、夜に一日使った食器を全部入れて床につくことができる。ライフスタイルが変わります」と、萩原氏はそのメリットを口にする。
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