編集部の最寄りのコンビニに続いて,徒歩1分の牛丼屋まで閉店すると聞いて,食糧事情の悪化を懸念している筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第738回は,ポーランドに拠点を置く個人開発者のAriel Jurkowski氏が開発した「Please Fix The Road」を紹介する。本作はさまざまなタイルを使って道路を修復していく,のんびりとした雰囲気のパズルゲームだ。24時間営業のお店が編集者の生命線なのに……。
直訳すると「道路を修理してください」というタイトルのとおり,ゲームの目的は途切れ途切れになった車道や線路,川などをさまざまなタイルを使ってつなぎ合わせ,すべての乗り物や動物がスムーズに通れるようにしてあげること。パッと見は,昔懐かしい「チクタクバンバン」のような線路ゲームを彷彿させるが,本作は時間制限のない純粋なパズルゲームになっている。ところでみんな,「チクタクバンバン」って知ってるよね?
修復に使用するタイルには,道路や線路が描かれたものや,元の地形にあるタイルを爆弾で取り除くもの,選択したタイルを回転させるものや,コピーしてほかの場所に設置するものなど,さまざまな種類がある。これらのタイルは,ステージごとに使えるものや回数,使用する順番が決められており,画面左下に表示される。これをもとに,決められた手数でいかに道路を直すのかが知恵の絞りどころだ。
例えば,ステージのある場所に手持ちのタイルを設置するには,そこに元からあるタイルを壊さなくてはならないが,爆弾タイルの数には限りがある。もちろん,そこを穴埋めするためのタイルも有限で,間違った場所を破壊するとタイルが足りなくなることも。さらに,1マス分のタイルだけでなく,2×2や3×3など広範囲のタイルも登場するので,どこにどうやって配置すればいいのか,ますます頭を悩まされる。
ゲームを進めると新種のタイルが次々と追加され,さらにパズルが複雑になっていくが,本作で何が難しいかと言うと,それらを使う順番が指定されていること。答えが分かったところから先にタイルを置いていくといったことができないため,最初から最後まで一貫した完璧な手順をイメージできないと,クリアするのは困難になる。そのぶん,パズルが解けたときの爽快感は格別だ。
もし,どうしても正解が分からないときは,ステージごとに一定回数だけ使えるヒント機能に頼るのもあり。シンプルで美しいグラフィックスと,心地良い音楽を楽しみながら,全160ステージのパズルに挑戦してみよう。そんな本作はSteamにて1010円で発売中なので,じっくりと頭を使って考えるゲームが好きな人は,ぜひどうぞ。
■「Please Fix The Road」公式サイト
https://arielek.comからの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋:Room#738「Please Fix The Road」 - 4Gamer.net )
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