皆既月食と天王星食が同時に発生する442年ぶりの天体ショーが気になって仕事が手に付かない筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第758回は,Old Moonが開発した「Ghost Song」を紹介する。本作は,記憶を失った主人公が,荒れ果てた星を舞台に冒険を繰り広げるアクションアドベンチャーだ。次に見られるのは322年後らしいし,これはもう原稿なんて書いてる場合じゃない!
本作のストーリーは,宇宙のどこかにある荒涼とした衛星ロリアンで長きにわたる休眠状態から目覚めた「デッドスーツ」が,危険なエイリアンがはびこるこの星を探索するというもの。主人公は記憶を失っており,“デッドスーツ”を着た人間なのか,そういう名前のアンドロイドなのかも不明だが,声や口調から察するに,どうやら女性であるようだ。
本作はいわゆるメトロイドヴァニアと呼ばれる横スクロールの探索型アクションゲームで,デッドスーツは腕に仕込んだブラスターと近接攻撃で敵と戦っていく。ブラスターは打ち続けているとオーバーヒートして発射間隔が長くなっていくが,赤熱状態の腕で近接攻撃を行うと通常よりも大きなダメージを与えられる。
デッドスーツは新たなモジュールを入手することで,サブウェポンが使えるようになるほか,スーツに特殊機能を追加できる。さらに,敵を倒すとドロップするナノジェムを特定の場所で消費して,スーツの性能そのものを向上させることも可能だ。スーツには「火力」「活力」「胆力」という3つのパラメータがあり,これらを強化することで攻撃力や防御力,体力やスタミナなどが上昇する。
特徴的なのは,敵に倒されるとその場にナノジェムを落とし,スーツが破損して体力の上限値が低下してしまうこと。落としたナノジェムはもう一度その場所に戻れば取り戻せるが,スーツの修復は上述した特定のポイントでしかできないので,危険を冒してまでナノジェムを回収するか否かは悩みどころだ。修理ができないまま何度も敵に倒されると,どんどんスーツが壊れて不利になっていくので,時には諦めも必要だろう。
ある程度ゲームを進めると,無人だと思われたこの星に残されていた生存者と出会い,彼らの宇宙船の修復を手助けすることになる。修復のためには,ロリアンの広大な地下世界を探索して必要なパーツを集める必要があり,ダッシュやハイジャンプといった新たな機能を獲得することで少しずつ行動範囲を広げていく,メトロイドヴァニアらしい探索アクションをたっぷりと堪能できる。
そんな本作のPC版は,Steamにて1980円で発売中。また,PlayStation 4,PlayStation 5,Xbox One,Xbox Series X|S,Nintendo Switch版が各ストアで販売されているほか,Xbox Game Passでも配信中なので,遊びごたえのあるアクションアドベンチャーを探している人はぜひ挑戦してみてほしい。
■「Ghost Song」公式サイト
https://www.ghostsonggame.com/からの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋:Room#758「Ghost Song」 - 4Gamer.net )
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